「ドリンクメイトのマグナムガスシリンダーって何?」
「コスパがいいって聞いたけど本当?」
「強炭酸でも本当にコスパ良く作れるの?」
こんな疑問を持っている人に向けて、この記事では、ドリンクメイトのマグナムガスシリンダーが本当にコスパ最強だということについて、実際に使った結果も踏まえながら解説します!
マグナムガスシリンダーは、1本で142Lもの炭酸水が作れるという、コスパ最強のガスシリンダーです。
しかし、ネット上では「142Lも作れない」とか「いうほどコスパ良くない」という噂が流れています。
実際に使ってみて、私自身も、142Lはさすがに言いすぎだと思っています。
ですが、計算した結果、強炭酸でも500mlあたり23円というコスパを実現しており、コスパ最強のガスシリンダーであることは間違いありません。
マグナムガスシリンダーを使用する際の注意点や、お得な購入方法についても解説していますので、ぜひ最後までお読みください!
ドリンクメイトのマグナムガスシリンダーとは?
ドリンクメイトのマグナムガスシリンダーとは、1本で142Lの炭酸水が作れる大容量のガスシリンダーです。
交換用価格 | 3,980円 | 予備用価格 | 7,300円 |
重さ | 2,500g | 直径 | 8.8cm |
500mlあたりのコスト | 14円~ | 対応機種 | シリーズ630 シリーズ620 マグナムグランド マグナムスマート |
マグナムガスシリンダーの最大の特徴は、何と言ってもコスパ!
炭酸水500mlあたり14円は、他のガスシリンダーと比べても最強のコスパです。一般的なガスシリンダーでは、500mlあたり最安18~20円が基準となっています。
「おいしい炭酸水をコスパ良く飲みたい!」という方には、ドリンクメイトのマグナムガスシリンダーがぴったりです。
コスパが良くなっても品質は変わらない!
「コスパが良くなると品質が悪くなるんじゃないの?」と不安に感じる人もいるでしょう。
マグナムガスシリンダーの中身は、60Lガスシリンダーと同じ炭酸ガスです。品質に違いはありません!
ただし、マグナムガスシリンダーは使える機種が限定されています。
- シリーズ630
- シリーズ620
- マグナムグランド
- マグナムスマート
対応機種を持っているのであれば、マグナムガスシリンダーを使わない理由はほぼありません!
対応機種で60Lガスシリンダーを使っていた方は、マグナムガスシリンダーに乗り換えるのがおすすめです。
交換用マグナムガスシリンダーは、空の60Lガスシリンダーがあれば購入できます。
詳しくは後の見出しを参考にしてください。
ドリンクメイトのマグナムガスシリンダーのコスパを徹底検証!500mlあたり14円は本当なのか?
マグナムガスシリンダーのコスパについて、「実際はそれほどでもない」という噂がネット上で流れています。
それもそのはず、実は、500mlあたり14円というコスパは、微炭酸を作ったときのコスパだと取扱説明書に書かれています。
ガスシリンダーは最大で60L(DRM0031/0032)142L(DRMLC901/902)の表示がありますが、微炭酸での最大値ですので、お作りいただく炭酸濃度・飲料の温度によりつくれる量は異なります。
引用:シリーズ620取扱説明書
私自身も実際に使ってみて、「500mlあたり14円ではないよなぁ」と感じているのが正直なところです。
とはいえ、それでも通常のガスシリンダーよりコスパがいいのには間違いありません。
ここでは、マグナムガスシリンダーのコスパについて、実際にドリンクメイトの炭酸水メーカーを使用した結果も踏まえて解説します。
60Lガスシリンダーとのコスパ比較
まずは、公式で発表されている値を元に、マグナムガスシリンダーと60Lガスシリンダーのコスパを比較してみましょう。
内容量 | ガスシリンダー価格 | 500mlあたりのコスト | |
60Lガスシリンダー | 60L | 交換用:2,380円 予備用:4,150円 | 交換用:20円 予備用:35円 |
マグナムガスシリンダー | 142L | 交換用:3,980円 予備用:7,300円 | 交換用:14円 予備用:26円 |
マグナムガスシリンダーは、60Lガスシリンダーと比べて内容量が倍以上ある一方、価格は1.5倍程度です。
500mlあたりのコスパは、交換用で6円の差です。
予備用でも9円の差があるため、最初からマグナムガスシリンダーを買っておく方がお得だとわかります。
マグナムガスシリンダーなら強炭酸でも500mlあたり23円から作れる!
マグナムガスシリンダーのコスパは、強炭酸を作ったらどの程度になるのでしょうか?
実際にマグナムガスシリンダー対応機種を使用した結果から、計算してみましょう!
今回私が使用したのは、マグナムガスシリンダー対応機種である「シリーズ620」です。
シリーズ620では、60Lガスシリンダーと142Lマグナムガスシリンダーで強炭酸を作ったときのコスパを計測した結果があります。
その結果が、こちら▼
作れた1Lボトル本数 | 実際の炭酸水量 | コスパ | |
60Lガスシリンダー | 49本 | 42L | 29円 |
142Lガスシリンダー | 103本 | 88L | 23円 |
実機で計算したところマグナムガスシリンダーでは、500mlあたりたった23円で強炭酸が作れるという結果になりました!
マグナムガスシリンダーがコスパ最強と呼ばれる所以が、わかっていただけたのではないでしょうか?
なお、使用機種や炭酸水の作り方によってコスパは変わります。
今回は、シリーズ620を使用した結果ですが、シリーズ630やマグナムグランドを使った場合だと、コスパは変わってきます。
具体的な数値については、各炭酸水メーカーのレビュー記事を参考にしてください▼
【参考】ソーダストリームとのコスパ比較
ソーダストリームの「ART(アート)」でも強炭酸を作ったときのコスパを計算しているので、参考までに比較してみましょう。
ソーダストリームのガスシリンダーは、60Lのみです。
ソーダストリームのガスシリンダー価格は、ドリンクメイトと同じで交換用が2,380円です。
実際にソーダストリームとドリンクメイトで強炭酸を作ってみると、同じ60Lガスシリンダーを使ってもコスパはかなり異なりました。
使用シリンダー | 作れた炭酸水量 | 500mlあたりのコスト | |
ドリンクメイト シリーズ620 | 60L | 1Lボトル49本 | 29円 |
ソーダストリーム ART | 60L | 1Lボトル40本 | 35円 |
上記の通り、ソーダストリームの「ART」で作った方が、若干コストが高い結果になりました。
この原因としては、ARTは完全手動タイプであるため、ガスを余分に使うことが多かったからでは、と考えています。
ドリンクメイトはマグナムガスシリンダーが使えるうえ、マシン自体のコスパも良いようです。
コスパだけを見るなら、ドリンクメイトのマグナムガスシリンダー対応機種を買うのがおすすめです。
ただし、今回使ったシリーズ620には、炭酸強度が安定しないなどのデメリットももちろんあります。
また、ARTにも炭酸強度が安定しやすい、デザインが優れているなどのメリットがあります。
どちらが優れた炭酸水メーカーなのか、なかなか一概に言えません。
どちらも実際に使用したレビュー記事書いているので、興味のある方はぜひ比較してみてください!
142Lマグナムガスシリンダーと60Lガスシリンダーとの違いは?
マグナムガスシリンダーと60Lガスシリンダーの違いについて、すでに紹介した内容もありますが、ここであらためてまとめます!
主な違いは、以下の3点です。
- コスパ
- 互換性
- 重さ/大きさ
【コスパ】60Lガスシリンダーは500mlあたり20円から
1つ目の違いは、コスパです。
マグナムガスシリンダーと60Lガスシリンダーのコスパを比較すると、以下の表の通りです。
500mlあたりのコスト(微炭酸) | 500mlあたりのコスト(強炭酸) | |
マグナムガスシリンダー | 14円 | 23円 |
60Lガスシリンダー | 20円 | 29円 |
(参考)ソーダストリーム60Lガスシリンダー | 20円 | 35円 |
特に、強炭酸を作ったときのコスパは、60Lガスシリンダーはもちろん、他ブランドと比べてもかなりのコスパです。
マグナムガスシリンダーは、名実ともにコスパ最強のガスシリンダーといえるでしょう。
【互換性】マグナムガスシリンダーが使える機種は限られている
マグナムガスシリンダーの互換性は、60Lガスシリンダーに比べて劣っています。
マグナムガスシリンダーが使える機種は、ドリンクメイトの炭酸水メーカー4種類に限られています。
- シリーズ630
- シリーズ620
- マグナムグランド
- マグナムスマート
これ以外の機種では、マグナムガスシリンダーは使えません。
一方、60Lガスシリンダーは、ドリンクメイトのあらゆる機種で使えます。
シリーズ601やベーシックなどはもちろん、マグナムグランドでもアタッチメントをつければ60Lガスシリンダーが使えます。
マグナムガスシリンダーを使うには、互換性のある機種を買わねばならず、使い勝手はあまりよくないのが難点です。
【重さ/大きさ】マグナムガスシリンダーはかなり重い!
マグナムガスシリンダーは炭酸ガスの内容量が多いため、サイズが大きく重さもかなりのものです。
直径 | 重さ | |
マグナムガスシリンダー | 8.8cm | 2,500g |
60Lガスシリンダー | 5.9cm | 1,200g |
保管のしやすさや安全性でいえば、60Lガスシリンダーの方が優れています。
マグナムガスシリンダーは倒したりすると確実に床が傷つくし、シリンダーの交換も一苦労です。
小さい子どものいるご家庭などは、安全性を考えて、60Lガスシリンダーを使っておくのが無難かもしれません。
ドリンクメイトのマグナムガスシリンダーを利用する際のポイント
ドリンクメイトのマグナムガスシリンダーを利用する際、注意しておきたいポイントが3つあります。
- マグナムガスシリンダーは60Lガスシリンダーと交換できる
- マグナムガスシリンダー用のアタッチメントは保管しておく
- マグナムガスシリンダーが空になっても勝手に捨てない
交換用マグナムガスシリンダーは空の60Lガスシリンダーとも交換できる!
交換用マグナムガスシリンダーは、空の60Lガスシリンダーしか手元にない場合でも購入できます。
つまり、マグナムガスシリンダー同士でなくても交換が可能なのです。
例えば、シリーズ620のスターターセットには、通常60Lガスシリンダーしか同梱されていません。
「シリーズ620でマグナムガスシリンダーを使いたい!」と思ったとき、わざわざ予備用のマグナムガスシリンダーを購入する必要はありません。
スターターセット同梱の60Lガスシリンダーを使い切ってから、交換用マグナムガスシリンダーを買えば、新品を買うよりずっとお得に手に入れられるのです。
「知らずに予備用を買って損した……」ということがないように、ぜひ覚えておいてくださいね。
マグナムガスシリンダー用のアタッチメントはなくさないよう保管しよう
シリーズ620やマグナムグランドには、マグナムガスシリンダーを使うためのアタッチメントがあります。
マグナムガスシリンダーは、このアタッチメントを本体から取り外して使用します。
アタッチメントは、本体のガスシリンダー格納場所に収納することが可能です。
常時マグナムガスシリンダーを使っている人であれば、アタッチメントを使う機会は少ないとは思いますが、念のため、なくさないようちゃんと保管しておきましょう。
マグナムガスシリンダーは勝手に捨ててはいけない!使わなくなったらドリンクメイトに返却すること
マグナムガスシリンダーは、勝手に捨ててはいけません。
ドリンクメイトのガスシリンダーは、すべてレンタル品という扱いです。
私たちユーザーはガスシリンダーを使う権利を買っているだけで、ガスシリンダーそのものは買っていません。
そのため、マグナムガスシリンダーを捨てることは、借りたものを勝手に捨てるのと同じことで、法的な処罰を受ける可能性があります。
マグナムガスシリンダーを使わなくなったら、ドリンクメイトに返却するようにしましょう。
返却方法については、ドリンクメイト公式サイトから問い合わせしてください、との案内がありましたので、参考にしてください。
【ご返却】
引用:drinkMate
本シリンダーは、株式会社シナジートレーディングの所有物です。ガスがなくなりましたら、交換用ガスシリンダーをホームページのトップにあります販売店リストをご確認の上、お近くの店舗 あるいは 公式サイトにてご交換ください。 空のガスシリンダーに再充てんその他の使用をされますと、株式会社シナジートレーディングの権利・利益を違法に侵害することになります。ご使用を中止される場合は、ガスシリンダーの返却方法についてお問合せください。
まとめ
それでは最後に、ドリンクメイトのマグナムガスシリンダーについて、今回ご紹介した内容をまとめます!
- ドリンクメイトのマグナムガスシリンダーは、1本で142Lの炭酸水が作れるコスパ最強のガスシリンダー
- マグナムガスシリンダーのコスパは500mlあたり14円、強炭酸でも23円
- 60Lガスシリンダーとの違いは、コスパや互換性、重さと大きさが主なもの
- マグナムガスシリンダーは空の60Lガスシリンダーとも交換できる
- マグナムガスシリンダーを使わなくなったら、必ずドリンクメイトに返却しよう
マグナムガスシリンダーは、炭酸水のコスパを重視する人であれば、絶対に利用したいアイテムです。
しかし、互換性が低く、ドリンクメイトの炭酸水メーカーでも対応している機種は限られています。
「マグナムガスシリンダーが使いたくてドリンクメイトを買ったのに……」と後悔しないよう、炭酸水メーカーを購入する際は、必ずマグナムガスシリンダーに対応しているかチェックしましょう!