- 炭酸水メーカーの本当のコスパ
- 炭酸水メーカーの元が取れる日数
- 炭酸水メーカーのコスパが悪くなる原因と解決策
- コスパの良い炭酸水メーカーの選び方
- コスパ最強のおすすめ炭酸水メーカー3選!
炭酸水メーカーを買うときに一番気になるのは、
結局ペットボトルよりコスパ良いの? 悪いの?
ということですよね。
結論を先に言っておくと、炭酸水メーカーは決してコスパ悪くありません。ペットボトルよりも十分良いです。
とりわけ最新の炭酸水メーカー、例えば、
- ソーダストリーム ART
- ソーダストリーム TERRA
- ドリンクメイト シリーズ620
- ドリンクメイト シリーズ601
このあたりの炭酸水メーカーであればかなりコスパが良いと、実際に計測した結果からわかっています。
コスパのおおよその目安は、
- 微炭酸・中炭酸で500mlあたり20円
- 強炭酸で500mlあたり40円
です。
毎日強炭酸をたっぷり飲む人なら、1年もしないうちに元が取れますよ!
この記事では、炭酸水メーカーの具体的なコスパや初期費用、ランニングコスト、元が取れるまでの日数について、実際に使用した結果からどこよりも詳細に解説しています。
コスパ悪いという噂が気になって炭酸水メーカーの購入をためらっている方は、この記事を読んで、少しでも安心していただければ幸いです!
☆2024年03月30日追記
ソーダストリームのガスシリンダーは、2023年5月より以下の通り値上げしました。
- 交換用:2,160円 ⇒ 2,380円
- 新規購入用:3,780円 or 3,703円 ⇒ 4,150円
本記事では、最新の情報に基づいて、価格改定後の値段からコスパを計算し直しています。
また、それに伴い記事構成も大幅に変更いたしました。ご了承ください。
☆2024年4月11日追記
ドリンクメイトのガスシリンダーは、2024年4月より以下の通り値上げしました。
- 交換用:2,160円 ⇒ 2,380円
- 新規購入用:3,672円 ⇒ 4,150円
これに伴い、ドリンクメイトのコスパ等について修正しました。
☆「おすすめ炭酸水メーカーの総合ランキングも知りたい!」という方は、以下の記事もぜひ読んでみてください▼
⇒【比較表あり】炭酸水メーカーの最新おすすめランキング19選!選び方やコスパ、使い方まで徹底解説
【結論】炭酸水メーカーはコスパ悪い?⇒強炭酸でも500mlあたり40円でペットボトルより安い!
炭酸水メーカーのコスパは、最新モデルを使えば、
- 微炭酸・中炭酸:500mlあたり20円
- 強炭酸:500mlあたり40円
このくらいが標準です。
公式では500mlあたり20円のコスパと紹介されていますが、強炭酸を作る場合だと倍くらいのコスパになります。
具体的な数字を見てみましょう!▼
以下は、私の愛用している炭酸水メーカー「アート(ART)」と「シリーズ620」のコスパと、ペットボトル炭酸水のコスパを比較した表です。
強炭酸500mlあたりのコスパ | 公式のコスパ(微炭酸・中炭酸) | |
アート | 35円 | 20円 |
シリーズ620 | 29円 | 20円 |
ウィルキンソンタンサン | 86円 | – |
サンガリア 伊賀の天然水強炭酸水 | 60円 | – |
ZAO SODA 強炭酸水 | 53円 | – |
アートとシリーズ620でかなり差はありますが、おおよそのところ、
公式が伝えているコスパの2倍近く
の値段になっていますよね。
次の表は、主要な最新モデルの炭酸水メーカーを使って、60Lガスシリンダーから作れた強炭酸の量です。
機種名 | ボトル本数 | 作れた強炭酸の量 |
ART | 40本 | 34L |
TERRA | 41本 | 34L |
シリーズ620 | 49本 | 42L |
シリーズ601 | 41本 | 35L |
表を見てわかる通り、すべてのモデルで最低でも30Lは強炭酸を作れています。
この結果から私は、
最新モデルの炭酸水メーカーなら最低でも30Lは強炭酸を作れる
と結論づけました。
したがって、強炭酸のコスパは公式が想定するコスパの倍の40円が標準的だと考えています。
詳しいコスパの計算方法については、以下の記事を参考にしてください▼
炭酸水メーカーのコスパを超厳密に計算してみた!元が取れる日数の計算方法も解説
なお、強炭酸500mlあたり40円というコスパはあくまでも目安です。
モデルによっては40円より高くなることもあれば、安くなることもあります。
詳しくは、次の見出しや各炭酸水メーカーのレビュー記事を参考にしてください▼
炭酸水メーカーのコスパをモデル別に調べてみた結果
炭酸水メーカーのコスパは悪くないと言いましたが、実は、
機種によってコスパに差がある
というのが実際のところです。
結論を先に言うと、もっともコスパが良いのは、
各ブランド”最新の”炭酸水メーカー
です。
例えばソーダストリームなら「イーテラ」や「アート」など、ドリンクメイトなら「シリーズ630」や「シリーズ620」などですね!
私は各ブランドの炭酸水メーカーを実際に使ってコスパを調べていますが、主なものを比較してみると以下の表のようになりました。
機種名 | ブランド | 発売日 | 強炭酸500mlあたりのコスパ |
アート | ソーダストリーム | 2022年8月 | 35円 |
テラ | ソーダストリーム | 2022年2月 | 35円 |
スピリットワンタッチ | ソーダストリーム | 2019年5月 | 37円 |
スピリット | ソーダストリーム | 2017年9月 | 43円 |
シリーズ620 | ドリンクメイト | 2020年6月 | 29円 |
シリーズ601 | ドリンクメイト | 2020年6月 | 34円 |
ベーシック | ドリンクメイト | 2016年12月 | 55円 |
表を見るとわかる通り、
発売日が新しい機種ほど強炭酸500mlあたりのコスパがよい
という結果になっています。
したがって、コスパの良い炭酸水メーカーが欲しいなら最新モデルを選んでおけばOKです。
☆ちなみに、コスパの悪い旧型モデルでも、使い方を工夫すればコスパを抑えることは可能です。
具体的なコツ等についてはレビュー記事で書いていますので、参考にしてください▼
【参考】炭酸水メーカーにかかる初期費用とランニングコスト
炭酸水メーカーにかかる初期費用は、以下の通りです。
- 炭酸水メーカースターターセット:10,000~30,000円
- 予備用ガスシリンダー:4,150円(大容量は7,300円)
スターターセットの価格は機種によってまちまちですが、安ければ1万円程度、高いものだと3万円前後です。
スターターセットとは本体にガスシリンダー1本、専用ボトルがついてくるセットのことです
スターターセットを買っておけば、購入後すぐに炭酸水が作れます
また、予備用ガスシリンダーは必須ではありませんが、1~2本あると便利です。
「予備用ガスシリンダーって何?」という人は以下の記事を参考にしてください▼
次に、炭酸水メーカーのランニングコストについても見ていきましょう。
主な炭酸水メーカーのランニングコストは、以下の通りです。
- 交換用ガスシリンダー:2,380円(大容量は3,980円)
- 専用ボトル(2~4年ごと):1,100~2,200円
- インフューザー(水以外対応モデルのみ・2年ごと):5,907円
この中ではガスシリンダーがもっとも大きいコストです。ガスが切れるごとに交換する必要があります。
ガスシリンダーの交換については、以下の記事も参考にしてください。
専用ボトルとインフューザーについては、交換はおよそ2年ごとです。
また、インフューザーに関しては、水専用モデルでは必要ありません。
そのため、炭酸水メーカーのランニングコストは、基本的に
交換用ガスシリンダーの価格
だけを参照すればOKです。
この記事でもボトルとインフューザーの価格は無視して、交換用ガスシリンダーの価格からコスパを計算しています
【参考】ミドボン(液化炭酸ガス)は確かに安いけど非推奨!
炭酸水メーカーのコスパ悪い問題を解決する方法として、業務用の液化炭酸ガス、いわゆる「ミドボン」を使う方法がネット上でよく紹介されています。
この方法について、私はおすすめしていません。もちろん、ソーダストリームやドリンクメイトなどメーカーも非推奨です。
推奨しない主な理由は、以下の3点です。
- 炭酸水メーカーがミドボン用に設計されていないから
- 炭酸水メーカーが故障しても保証が受けられないから
- ミドボンの自体の取り扱いが難しいから
要するに、
炭酸水メーカーはミドボン用に設計されたものではない
ことが、もっとも大きな問題点です。
無理やり接続するため想定以上の負荷がかかってしまうし、壊れても保証が受けられないのは結構キツイです……
また、ミドボン自体も過去に破裂する事故が発生しているなど、所有にリスクがあります。
なお、空のガスシリンダーに炭酸ガスを再充填する方法もコスパ対策としてときどき紹介されていますが、この行為は法令で禁止されています。
詳しくは、以下の記事を参照してください▼
【ペットボトル製品別】炭酸水メーカーの元が取れる日数は?
炭酸水メーカーのコスパが分かったところで、次に気になるのは、
どれくらいの日数で元が取れるの?
ということですよね。
そこで今回は、私が愛用している炭酸水メーカー2機、
- ソーダストリーム ART スターターキット:22,000円
- ドリンクメイト シリーズ620 スターターセット:18,568円
この価格を例にして、元を取るには最低でも何日かかるのか、2つのパターンを想定して計算してみました!
比較対象としては、代表的な500mlペットボトル炭酸水3種、
- ウィルキンソンタンサン:86円
- サンガリア 伊賀の天然水強炭酸水:60円
- ZAO SODA 強炭酸水:53円
これらの価格を参照しています(2023年10月Amazon価格)。
普段飲んでいる炭酸水の価格に近いものを参考にして、元が取れる日数の目星をつけてみてください!
元を取れる日数の計算方法については、長くなるためこの記事では解説しません。
細かい計算方法を知りたい方は、以下の記事で詳しく書いています。参考にしてください▼
⇒炭酸水メーカーのコスパを超厳密に計算してみた!元が取れる日数の計算方法も解説
パターン1:毎日2Lの強炭酸を使う場合 ⇒ 1年以内に元取れる!
下の表は、ペットボトル炭酸水を毎日2L飲んでいた場合、炭酸水メーカーは何日で元が取れるのか計算した結果です▼
ウィルキンソン(86円) | サンガリア(60円) | ZAO SODA(53円) | |
ART(35円) | 96日 | 196日 | 272日 |
シリーズ620(29円) | 71日 | 130日 | 168日 |
最短で71日、長くても272日で元が取れる結果になりました。
この結果をざっくりまとめると、
毎日2Lの強炭酸を飲めば、1年以内に炭酸水メーカーの元が取れる!
ということです。
1日に飲む炭酸水の量が多ければ多いほど、元が取れる日数も早まります!
毎日炭酸水をたくさん飲む人なら、1年もあれば十分元が取れるし、元を取った後は格安価格で強炭酸が楽しめますよ!
パターン2:毎日1Lの強炭酸を使う場合 ⇒ 2年以内に元取れる!
1日に使う炭酸水の量が少ないと、元が取れる日数は長くなります。
毎日1Lの強炭酸を使う場合、元が取れる日数は以下の表の通りです▼
ウィルキンソン(86円) | サンガリア(60円) | ZAO SODA(53円) | |
ART(35円) | 192日 | 392日 | 545日 |
シリーズ620(29円) | 177日 | 260日 | 336日 |
毎日2L飲む場合に比べてだいぶ長くなりましたが、それでも最長545日で元が取れる計算です。
この結果をざっくりまとめると、
毎日1Lの強炭酸を飲めば、2年以内に炭酸水メーカーの元が取れる!
ということになります。
毎日2L飲む場合のちょうど倍の日数ですね!
どうすれば元を取る日数を短くできる?
元が取れる日数を短くするには、次の2つの方法を試してみましょう。
- 1日に炭酸水を飲む量を増やす
- 微炭酸・中炭酸を飲むようにする
1つ目の方法は、1日に飲む炭酸水の量を増やせばそれだけペットボトルよりも得をするため、元が取れる日数も短くなります。
家族数人で炭酸水を楽しむ家庭なら、本当にあっという間に元が取れますよ!
2つ目の方法は、強炭酸ではなく微炭酸や中炭酸を飲むようにすることです。
微炭酸や中炭酸は強炭酸に比べて少ないガスで作れます。
1回あたりのガスのコストが減るため、それだけ元が取れる日数も短くなるわけです。
「できるだけ早く元を取りたい!」という方は、炭酸の強度をちょっと弱めにしてみてくださいね!
【参考】炭酸水メーカーの寿命は何年?
元が取れるまでの日数を計算したところで、気になるのが炭酸水メーカーの寿命です。
炭酸水メーカーの寿命は、公式には特に定められていません。ソーダストリームやドリンクメイトの説明書を読んでも記載はありませんでした。
そこで、炭酸水メーカーの寿命の代わりに、保証期間を見てみましょう▼
保証期間 | |
ソーダストリーム | 2年、最大4年 |
ドリンクメイト | 1年 |
e-soda | 1年 |
ソーダストリームの保証期間は基本が2年、最新モデルなら4年の長期保証が受けられます。
ソーダストリームの最新モデルとは、
- E-TERRA
- ART
- DUO
- TERRA
- GAIA
以上の5機種のことです。
その他の炭酸水メーカーでは、保証期間はすべて1年となっています。
保証期間長いほど故障のリスクがカバーできるため、元が取れる確率は高まります!
また、保証期間が長いということは、それだけ
壊れにくさに自信がある
ということの表れです。
そのため、「絶対に元を取りたい!」という方は、保証期間の長いソーダストリームの最新機種を選ぶのがおすすめです。
ソーダストリームの保証の受け方についてはこちら!
炭酸水メーカーがコスパ悪い原因&解決策
炭酸水メーカーのコスパは決して悪くありません。実際に使ってみると、ペットボトルよりずっと良いことがわかりました。
しかし、「炭酸水メーカーはコスパ悪い」という噂は根強くあります。
なぜ炭酸水メーカーはコスパ悪いと誤解されるのでしょうか……?
炭酸水メーカーを使ってコスパ悪くなってしまうのには、5つの原因があります。
- ミネラルウォーターを使っているから
- 操作のコツがつかめていないから
- 炭酸水メーカーを使う頻度が低いから
- ジュースやお酒にばかり使っているから
- 炭酸が弱くなったら追加でガスを入れているから
これらの原因は、
使い方をちょっと見直すことで簡単に解決
することができます。
ここでは、炭酸水メーカーのコスパが悪くなる原因とその解決策について解説します。
ミネラルウォーターを使っている
炭酸水メーカーのコスパが悪くなる原因で多いのが、ミネラルウォーターを使っていることです。
正直言って、
炭酸水メーカーにミネラルウォーターを使うのはまったくおすすめできません
確かに、水道水だと炭酸水の味は落ちてしまうため、ミネラルウォーターを使いたくなる気持ちはわかります。
しかし、ミネラルウォーターはかなり高額です。
有名ブランドのミネラルウォーター2Lボトルの価格は、以下の通りです▼
2Lペットボトル価格 | 500mlあたりの価格 | |
アサヒ おいしい水天然水 ラベルレス | 129円 | 約32円 |
CCL い・ろ・は・す ラベルレス | 122円 | 約31円 |
サントリー 天然水 | 107円 | 約27円 |
(参考)浄水器 TK-CP21 | – | 約3円 |
こう見ると、ミネラルウォーターってなかなか高いですよね……
ミネラルウォーターを使うくらいなら、ペットボトルの炭酸水を買った方が安いしお手軽です。
もちろんペットボトルのゴミも削減できないし、買う手間や保管場所も必要になってしまいます。
解決策
炭酸水メーカーでおいしい炭酸水を作りたいなら、ミネラルウォーターを買うよりも次の2つの方法を試してください。
- 浄水器を利用する
- 浄水型ウォーターサーバーを利用する
特におすすめなのが浄水器。私はパナソニックのポット型浄水器を使っていますが、4年ほど前に4~5,000円で購入したものです。
カートリッジは4ヶ月持つタイプで、高めに見積もっても500mlあたり3~5円程度のコスパです。
浄水器自体の価格が安くても、カートリッジさえしっかりしていればちゃんとおいしい水が水道水から作れます。
また、浄水型ウォーターサーバーの中にはサブスク利用できるものもあり、多機能で便利なサーバーを月々2~4,000円程度で使えます。
浄水器や浄水型ウォーターサーバーを利用した方が、ミネラルウォーターよりずっとコスパ良く炭酸水メーカーを使えるでしょう。
操作のコツがつかめていない
これも炭酸水メーカーがコスパ悪くなる大きな原因の1つです。
特に、古いモデルの炭酸水メーカーは、操作性に若干クセがあり、適当に炭酸水を作っているとあっという間にガスがなくなります。
例えば、
- ソーダストリーム SPIRIT
- ソーダストリーム SOURCE v3
- ドリンクメイト マグナムグランド
- ドリンクメイト ベーシック etc…
このあたりの古めのモデルは、コツを押さえて操作しないとガスがすぐに切れるでしょう。
解決策
各炭酸水メーカーの詳しい使い方のコツについては、レビュー記事でまとめています(未執筆のものもあります)。
主な炭酸水メーカーのコツをざっとまとめると、以下の通り▼
機種名 | ブランド | 強炭酸を作るコツ |
アート | ソーダストリーム | 1秒×5回プッシュ |
テラ | ソーダストリーム | 1秒×5回プッシュ |
スピリット | ソーダストリーム | 15本目まで:1秒×4回プッシュ 15本目以降:1秒×5回プッシュ |
シリーズ620 | ドリンクメイト | 最強設定で自動注入 |
シリーズ601 | ドリンクメイト | 自動注入 |
ベーシック | ドリンクメイト | 15本目まで:1秒×3回プッシュ 15本目以降:1秒×4回プッシュ |
スピリットやベーシックのような古めのモデルは、ガス交換直後にプッシュ回数を少なくするのがポイント!
SPIRITの場合、最初の15本目くらいまでは4回プッシュでOKです。それ以上プッシュするとガスが入りすぎてあふれます。
ベーシックはさらに極端で、最初の15本目くらいまでは3回プッシュで十分な強炭酸が作れます。
15本目以降も4回プッシュすれば十分ですが、ある日突然ガスが弱くなるので注意が必要です。
炭酸水メーカーを使う頻度が低い
炭酸水メーカーの使用頻度が低いと元を取る日数が長くなります。
元が取れないまま保証期間が過ぎて故障してしまうと、
ペットボトルの方がコスパよかったのでは……
という残念な結果になってしまいます。
解決策
「炭酸を飲むのはたまにでいいんだけどなあ……」という方は、コスパをあまり気にせずに楽しむか、初期費用の安い、
カートリッジ式炭酸水メーカー
を使うのがよいでしょう。
個人的には、月に1~2回くらいの頻度なら、カートリッジ式炭酸水メーカーで十分だと思います。
カートリッジ式は1回作るごとのコスパが悪い代わりに、初期費用が安く、コンパクトで持ち運びも便利です。
ジュースやお酒に直接炭酸を入れることもできるので、使い勝手の面からもおすすめですよ!
☆カートリッジ式炭酸水メーカーについては以下の記事で!▼
ジュースやお酒にだけ使っている
ドリンクメイトやe-sodaなどの炭酸水メーカーは、水以外のジュースやお酒に炭酸を入れられます。
ですが、残念なことに水以外に炭酸を入れると極端にコスパが悪くなります。
ドリンクメイトで水と水以外の飲み物に炭酸を入れた場合、作れる量は以下の通りです。
水に炭酸を入れる場合 | 水以外に炭酸を入れる場合 | |
作れる量 | 850ml | 350ml |
ジュースやお酒だと、水に比べて半分以下の量しか作れません。
注意したいのは、
作れる量が少ないからといって炭酸も少なく済むわけではない
ということです。
水に入れる場合とほぼ同じ量の炭酸が必要なんですよね……
解決策
これに関しては、残念ながら対策といった対策はありません……。
強いていうなら、
ジュースやお酒に炭酸を入れる頻度を減らす
ことくらいでしょうか。
個人的には、ジュースやお酒を炭酸化するのは一種の”レクリエーション”として、コスパ度外視で楽しむのが一番だと思います。
もしくは直接炭酸を注入せずに、炭酸割りにするのもコスパを良くする一つの手ですね!
炭酸割りにおすすめのお酒やジュースは、以下の記事で紹介しています▼
炭酸が弱くなったら追加でガスを入れている
炭酸が弱くなるたびに追加でガスを注入してしまうと、コスパは悪くなります。
気が抜けた炭酸水にガスを追加したくなる気持ちはわかりますが、コスパ的にはちょっともったいないですね。
解決策
炭酸が弱くなるのが嫌な方は、以下の方法を検討してみてはいかがでしょうか。
- 冷蔵庫で冷やして保存する
- Sサイズボトル(500mlボトル)で炭酸水を作る
- 弱くなった炭酸水を飲む以外の用途で使う
炭酸ガスは冷たい水に溶けやすい性質があります。炭酸水を冷やせば、炭酸強度がある程度復活するでしょう。
また、飲みきれる量の炭酸水を作ることも重要です。Sサイズボトルであれば、注入するガスの量も少なく済みます。
気の抜けた炭酸水を、料理や掃除、洗顔など、別の用途で使うのも対策の1つです。
追加でガスを注入することは間違った使い方ではありませんが、コスパが気になるなら上記の方法を試してみてください!
気の抜けた炭酸水の活用方法についてはこちらの記事も参考にしてください▼
コスパの良い炭酸水メーカーの選び方
ここでは新しく炭酸水メーカーを買いたい人のために、コスパの良い炭酸水メーカーの選び方をご紹介します!
コスパの良い炭酸水メーカーを選ぶには、次の4つのポイントをチェックしましょう。
- 対応ガスシリンダーの価格
- 対応ガスシリンダーの容量
- 保証期間の長さ
- 使い勝手の良さ
対応ガスシリンダーの価格が安い炭酸水メーカーがおすすめ!
炭酸水メーカーのランニングコストを抑えたいなら、
安いガスシリンダーを使う
のは必須の条件です。
特に定期的に買う”交換用ガスシリンダー”の価格は必ずチェックしましょう!
炭酸水メーカーは機種によって対応するガスシリンダーが異なります。
で、ガスシリンダーの価格もブランドや容量によって、以下のように異なっています▼
ブランド | ガスシリンダータイプ | 交換用価格 | 対応モデル |
ソーダストリーム | 60Lクイックコネクト | 2,380円 | E-TERRA GAIA ART DUO TERRA |
ソーダストリーム | 60L通常ガスシリンダー | 2,380円 | SPIRIT One Touch SOURCE Power SPIRIT SOURCE v3 aarke CarbonatorⅢ etc… |
ドリンクメイト | 60Lガスシリンダー | 2,380円 | ドリンクメイト全モデル |
ドリンクメイト | 142Lマグナムガスシリンダー | 3,980円 | シリーズ630 シリーズ620 マグナムグランド マグナムスマート |
タケシタ | 60Lガスシリンダー | 2,160円 | e-soda |
交換用ガスシリンダーの価格は、同じ容量ならタケシタものが一番安くなっています。
そのため、60Lガスシリンダーを使うなら
タケシタの炭酸水メーカーe-soda
がランニングコストが安く済むためおすすめです。
ただし、2024年4月11日現在、ソーダストリームに引き続きドリンクメイトのガスシリンダーも値上げしている状況です。
近い将来タケシタのガスシリンダー価格も上がる可能性があるため、コスパを重視してタケシタのe-sodaを購入することはあまりおすすめしません。
それよりも、次の見出しで紹介するように容量の大きなドリンクメイトのマグナムガスシリンダーを使った方が、コスパ的にお得になるでしょう。
対応ガスシリンダーの容量もチェックしよう!
炭酸水メーカーのガスシリンダーは、60Lがオーソドックスです。
が、ドリンクメイトの「マグナムガスシリンダー」だけは、142Lという大容量になっています。
上記の表を見てみると、ドリンクメイトの142Lマグナムガスシリンダーは容量が多く、かつ交換用価格も安くて、もっともコスパ良いガスシリンダーであることがわかります。
そのため、コスパ重視なら
マグナムガスシリンダー対応のドリンクメイト製炭酸水メーカー
を選ぶのがおすすめです▼
- シリーズ630
- シリーズ620
- マグナムグランド
- マグナムスマート
マグナムガスシリンダーについては以下の記事も参考にしてください▼
保証期間が長い炭酸水メーカーなら安心して使える
保証期間についても買う前にチェックしましょう。
ランニングコストとは直接関係しませんが、保証期間が長いほど故障のリスクをカバーでき、元が取れる可能性が高まります。
炭酸水メーカーの保証期間をブランドごとに比較すると、次の通り。
ブランド | 保証期間 |
ソーダストリーム | 2年(一部モデルは4年) |
ドリンクメイト | 1年 |
e-soda、CarbonatorⅢほか | 1年 |
ソーダストリームだけが2年もしくは4年となっており、それ以外のブランドはすべて1年です!
そのため、故障のリスクが不安な方は、ランニングコストは若干高いけれども、
保証期間の長いソーダストリームの炭酸水メーカー
を選ぶとよいでしょう。
使い勝手の悪い炭酸水メーカーだと安物買いの銭失いになることも
長く使い続けるには、炭酸水メーカーの使い勝手も考えた方がよいです。
次のポイントをチェックしましょう。
- 電動か手動か
- 操作はしやすいか
- 手入れは簡単か
電動タイプはボトルをセットすれば自動でガスを入れてくれる便利なタイプですが、コンセントが必須です。
操作のしやすさには機種によって異なりますが、基本的に水専用モデルの方がシンプルになっています。
その他、ボトルの装着方法やガスシリンダーの装着方法、手入れの仕方なども重要です。以下の記事も参考にしてください▼
【500ml最安14円!】コスパ最強!炭酸水がお得に作れるおすすめ炭酸水メーカー3選!
コスパ良い炭酸水メーカーの選び方がわかったところで、ここでは数ある炭酸水メーカーの中でも最強のコスパを誇る、超お得なおすすめ機種をご紹介します!
今回選んだ炭酸水メーカーは、
- ランニングコストが安い
- 初期費用が安い
- 保証期間が長い
この3つのポイントで特に優れているモデルを、数ある炭酸水メーカーから3機種厳選しました。
「炭酸水メーカーの総合ランキングも気になる!」という方は、以下の記事で紹介していますので、よければご覧ください▼
【1位】ドリンクメイト シリーズ620 スターターセット|DRM1010 ~ DRM1011
コスパ最強炭酸水メーカー、第1位はドリンクメイトの「シリーズ620」です。
シリーズ620で作った炭酸水は、500mlあたりのコストが何と最安14円!強炭酸でも最安23円と驚異的なコスパを誇っています。
コスパの秘密は、大容量の142Lマグナムガスシリンダーに対応しているから。
マグナムガスシリンダーは容量が多いわりに値段が安いため、通常の60Lガスシリンダーよりもお得に炭酸水が作れます。
シリーズ620は性能も高く、炭酸強度の4段階調節や電源いらずの自動ガス注入、水以外対応など、炭酸づくりを快適にしてくれる機能が充実しています。
スターターセットは18,568円とそこそこの値段ですが、コスパ的には文句なしに優れた1台です。
☆シリーズ620は実際に使ってレビューしていますので、ぜひ参考にしてください!
【2位】ソーダストリーム TERRA(テラ)スターターキット|SSM7252 ~ SSM7254
コスパ最強炭酸水メーカー、第2位はソーダストリームの「TERRA(テラ)」です。
TERRAを第2位に選んだ理由は、保証期間の長さにあります。
TERRAの保証期間は、ソーダストリーム公式サイトに会員登録することで、通常2年のところ4年にまで延長されます。
故障しても保証を利用して修理が受けられるため、ほぼ確実に元が取れるということで、コスパランキング第2位としました。
また、TERRAは最長4年の保証が受けられる機種の中では16,500円と安く、初期費用を抑えられるのもうれしいポイント。
炭酸水500mlあたりのコストは最安20円と標準的ですが、確実に元を取りたい人にはTERRAがおすすめです。
☆TERRAについても実際に使った感想をレビューしています。参考にしてください!
【3位】ドリンクメイト マグナムグランド スターターセット|DRM1005 ~ DRM1006
コスパ最強炭酸水メーカー、第3位はドリンクメイトの「マグナムグランド」です。
マグナムグランドはシリーズ620と同様、142Lマグナムガスシリンダーが使えるモデルです。
コスパは500mlあたり最安14円。ただし、強炭酸を作った場合だと37円とそれなりです。
元祖コスパ最強モデルで人気が根強く、どっしりとしたデザインで独特な雰囲気をまとっているのも特徴的な炭酸水メーカーです。
水以外に対応していること以外特別な機能がないシンプルなモデルですが、その分使い勝手は良く、快適に炭酸水を作りたい人には最適です。
☆マグナムグランドも実際に使用したうえで、レビュー記事を書いています。参考にしてください!
【買う前にチェック!】炭酸水メーカーのメリット・デメリット
コスパ最強の炭酸水メーカーをご紹介しましたが、購入前に、今一度炭酸水メーカーのメリットとデメリットを簡単におさらいしておきましょう。
特に、デメリットについては「こんなはずじゃなかった!」と買ってから後悔しないためにも、ぜひ押さえておいてくださいね。
炭酸水メーカーのメリット
炭酸水メーカーのメリットはたくさんありますが、特に大きなのが以下の5つです。
- ペットボトルのゴミが減る
- ペットボトルの保管場所が必要なくなる
- 買いに出かける必要がなくなる
- いつでもどこでも、好みの強度の炭酸水が作れる
- 水道水でもOK!(浄水器がおすすめ)
個人的にはやっぱり、
ペットボトルを買わなくて済む
というのが最大のメリットですね
ゴミも減るし、わざわざ買いに出かける必要もありません。冷蔵庫のスペースを圧迫することもなくなって暮らしがめちゃくちゃ快適になります!
また、手動タイプであれば持ち運びも可能! アウトドアで一晩中ハイボールを楽しむ、なんて使い方もできます。
水道水から作れることもできるためコスパは抜群。ポット型の安い浄水器を使えば、市販のペットボトルに劣らないおいしい炭酸水が作れますよ!
炭酸水メーカーのデメリット
一方で、炭酸水メーカーには明確なデメリットもあります。
- 初期費用が高い
- ガス交換が大変
- おいしく作るにはコツや準備が必要
- 水以外対応モデルは手入れが面倒
炭酸水メーカーはスターターセットが最低でも1万円はかかり、初期費用が高くつくのがキツイところ。
サブスクであれば初期費用は抑えられますが、使える機種が限られるのが難点ですね……
炭酸水メーカーのサブスクについてはこちら▼
また、ガス交換が面倒なのもかなり大きなデメリットです。
空になったガスシリンダーを店舗に持っていって新品と交換する必要がありますし、もう使わないとなったらメーカーに返却しなくてはなりません。
ネットで購入することはもちろん可能ですが、定期的に買わなくてはならないのは正直面倒ですね。
ガス交換ついては以下の記事で詳しく解説しています。購入前にぜひ読んでみてください▼
その他、ひと昔前の古いモデルはおいしく作るのにコツが必要だったり、水以外対応モデルは手入れが面倒であったりするのもデメリットの1つです。
炭酸水メーカー購入の際は、ぜひこれらのデメリットを押さえたうえで購入してください!
まとめ:炭酸水メーカーはコスパ悪くない!1年以内に元を取ることも十分可能!
最後にもう一度、炭酸水メーカーのコスパについて簡単にまとめます!
- 微炭酸・中炭酸:500mlあたり20円が標準
- 強炭酸:500mlあたり40円が標準
- 元が取れる日数:最長で2年(1日に強炭酸を1L飲む場合)
公式がアナウンスしている20円という数値は、微炭酸や中炭酸の場合のコスパです。強炭酸だと倍くらいのコスパになります。
とはいえ、強炭酸でも500mlあたり40円程度で作れるんですから、ペットボトルよりはだいぶコスパ良いですよね。
もしも「コスパ悪い……」と感じているなら、ぜひこの記事を参考に使い方を見直してみてください!
ちなみに、私サンタンのおすすめコスパ最強モデルは、1位として紹介した
ドリンクメイトのシリーズ620
です。
特に、マグナムガスシリンダーを使えば23円という超絶コスパで強炭酸が作れて、1年以上愛用しています。
コスパ重視で炭酸水メーカーを選ぶなら、ドリンクメイトのシリーズ620を買っておけば安定です
初期費用の予算に余裕があれば、シリーズ620の上位モデルである「シリーズ630」もおすすめです!
☆「炭酸ライフ」では、炭酸水メーカーの選び方についてコスパ以外にもいろいろなポイントから解説しています。
気になる方はぜひ以下のリンクをチェックして、あなたにぴったりの一台を見つけてください!▼
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